ナイト・シャマラン監督「スプリット」感想
こんばんは。
ナイト・シャマラン監督の最新作「スプリット」を観てきました。
公開されたら観よう観ようと思ってて結局ギリギリになってしまった。
シャマラン作品は正直当たりはずれもあるし、後からDVDでも良かった~って思ってしまうような気もしていたのだけれど、やっぱり観に行ってしまった。
でも思ってたより(期待したより)ずっと良かった!
いや、なるべく好きな監督の映画はがっかりしないように期待しないで観るのがベストで、まぁまぁかちょっとダメくらいかな~って感じで観たので、まぁまぁというか割と良かった(笑)
今回は多重人格(解離性同一性障害)のお話。ある日女子高生3人が男に誘拐され監禁されてしまうが、犯人は23もの人格を持っていた。最初は潔癖症の神経質な男だったのが優しい女性に変わり、かと思いきや9歳の男の子になったり…彼女たちはなんとか脱出を試みるが。犯人のたくらみ、人格同士の関係性など少しずつ明らかになっていく。
いろんなレビューでみなさん言ってますが、この犯人役のジェームズ・マカヴォイという役者の演技がすばらしいです。ころころ人格を変える様は、本当にいろんな人が入れ替わってるみたいだったし、狂気じみた笑顔や体の動きなど、存在感を出してます。彼の演技だけでお腹いっぱいです!
またストーリーそのものも展開が読めずどんどん引き込まれていき、ホラーでありミステリーであり、主人公の女の子が可愛くて、全体的にも良かったです。
シャマラン作品を観て毎回不思議だなぁと感じるのは、ホラーやSF映画として観始めてもいつのまにか違うものを観てるような感覚になることです。
「サイン」という映画も、SF映画としては評判はあまり良くなかったみたいだけど、そういうジャンルに縛られず観れば単なる家族の話で、普通に感動して終わるし。でも胸に何かは残るし。これもホラーとして観てみたけれど、進んでいくにつれて人間の内面あ的な世界にいってるような別の感覚になってきて、それが私は面白いなと思うのです。
何故か最後に「アンブレイカブル」との続編予告が出てきて、なんで?とか思っちゃったけど、このなんで?感も、シャマランの好きなところかもしれない(笑)
そもそもなぜ今多重人格なのだ。。?
ちなみにシャマラン監督、自分の作品に自ら出演することで有名ですが、
今回もばっちり居ましたね。画面に出てきたときは笑いそうになったけど、映画館だったので声は抑えました。。(笑)
それはさておき、「スプリット」ぜひご覧になってください!